覚える作業

今日は気高公民館で稽古。

じいさんがこってりしぼられている。
彼だけはリーディングなので、文字としての台詞は覚えなくてもいいのだが、これがさっぱり覚えない。

何を覚えないかというと、音の大きさとか、ここで台詞を一旦切る、とか、体の向きとか、パワーの方向とか、歩き方とか。

彼が苦労しているのを見ると、台本を覚えるという作業が、役割を覚えることの内のいかに少ない部分であるかがわかる。

そして、文字としての台詞を覚えることを免除してもらっても、役割を覚えることを免除してもらったわけではなく、ほとんど楽になった訳ではないのだと言う事に気が付いているのかいないのか、いないのだろうな。

頑張れじいさん。